日時：１０月２５日（水）
場所：坂利製麺所（東吉野村瀧野）
秋日和の中、車に乗り合わせて東吉野村の坂利製麺所を見学させていただきました。出迎えていただいた社長さんに、まずは周辺の見どころをご案内していただきました。水分神社と曹洞宗・白馬寺を通り、緑美しい川辺の道を行くと、突き当りに「投石の滝」がありました。滝の下は本当に水が澄んだ美しい淀みでした。社長はおじい様にこどもの頃、この滝に連れてきてもらってはいろいろお話を聞かされたそうです。その滝の前で記念撮影。



次に製麺所別館の2階に通していただき、社長から坂利製麺所のお話をお聞かせいただきました。お母さまである先代が連続ドラマ「おしん」が放映されていた昭和59年に、地域の過疎対策事業として創業されました。現在国内では、小麦粉を90％輸入している現状ですが、製造しているそうめんは、創業者の「ポストハーベスト（防カビ剤、殺菌剤）の心配のない小麦粉を使いたい」思いで、国産100％の小麦粉、酸化した匂いを抑えられるゴマ油などこだわりぬいた材料でつくられています。そのようなご説明の数々は「坂利製麺所はこれからも腕に撚りをかけて母が子を思う心を届けます」との言葉で締めくくられました。
お話の後は本館でおいしいお食事に舌鼓。帰り際にすぐ近くの維鶴木工に若い家具職人も訪ね、有意義なひと時を過ごしました。